タイガにいる数日で、みるみると娘がたくましくなるのをみました。蜂を育てている場所なので、蜂がブンブン。虫も沢山。蛇もいます。全てが怖くて、はじめは家から出たくない!と。それでもセルゲイおじさんが面白いことをしてるから、それにつられて、顔のネットと、蜂蜜を採るときの制服を貸してもらって外に出る。
川が家の後ろにあり、水遊びがしたいから制服を脱ぎなさいといえば脱ぐ。お菓子でつって、ネットを少しずつ外す訓練 ( ̄∇ ̄)
おじさんのまき割りを観察して、バーベキューの準備を手伝う。煙が出るから虫が来ないので、ネットを外した!
セルゲイさんは、タイガの男。熊や猪も撃ちます。子供が何に興味を持つかよく知ってる。ロシアでは、夏はこのようにダーチャ(菜園付きの別荘)で何週間も過ごして、自然と遊ぶのが普通なんです。言葉は通じなくとも、鼻歌とか動作で娘を誘う。まあ、その上手いこと、上手いこと。サッサと後ろについていく娘。「おい!魚釣りに行くぞ!」と首に魚の籠をかけられる。
タイガの男2人からホル川で魚釣りを習う。魚が面白いように釣れます。それらはその場でさばいて焼く。これが、もう、本当に美味しいんです!魚は苦手な娘も、自分で採ったものだから、少し食べる。
土地が広大だから、本当に自由に生きられる。周りの目を気にしなくていい。どんな環境でも生きのびれる知恵と勇気のある者が褒め称えられる。そんな場所に娘は未だかつて住んだことがないので、連れてきて正解でした。いい大学に行くとか、お金を稼ぐとかより、自分を好きになってほしい。それがママの願いです。
自分を好きになるためには何が必要なのか?
自信
だと思います。小さいうちに、障害を乗り越えて、「やった!できた!」という経験を沢山してほしい。そういう環境をプレゼントすることが、親の役割かな、と思います。
ここで、ママも1つ機転を利かしまして。。。可愛い犬がいるんですけど、娘は犬が苦手。でも、タイガのエネルギーなのか、相性なのか、この犬のことは気に入って。何とか自分の後を追っかけて欲しくて仕方のない娘。「この子は英語で話すと仲良くなれるよ」と言ったら、本気にしたらしく、私がいないところでは「My name is Haruka」とかcome! とか英語で話してました。
好きなこと、興味あることをやる!それは人が動く原動力となる。