この1週間ほど、体調が悪かったり、新しいことを学ばないといけなかったり、はたまた苦手な分野で苦しんだり、精神的にも体力的にもきつい日々を送っていました。
そんな中、こまめに会う男友達との会話の中で、お互いの人生の要所要所で共通点があることを発見しました。現在も、どちらもチャレンジングな状況に置かれていて、励まし合っているのですが、ふと、気づいたんです。「こんなに感覚が似ていて、価値観も近い人は今まで会ったことないかも」と。
彼は日本人ではないし、お互いに母国語ではない英語で話してるので、細かいニュアンスとか表現しきれないのですが、彼とは、考えてみれば、言葉数がそんなになくとも、何となく通じちゃうんですよね。揺るがない安心感がある。仕事のパートナーとしても、友達としても、絶対に信頼できる人ってなかなか見つからないものです。
友達は、世界各地から、株やら何やらを何億円規模で任せたいというオファーの絶えないプロのトレーダーです。毎日、私の苦手な金融の分野の貴重な情報を、家族でも恋人でもクライアントでもない私にシェアしてくれます。根気づよく、教えてくれます。昨年、人の良い彼が友人に裏切られ、窮地に追い込まれた時に、できる限りの手伝いをしたのですが、そのお礼なんだそうです。ダイレクトな損得に関係する金融情報をくれるからありがたい、とか、そんなレベルのことじゃなくて、そんな表面のことじゃなくて、こんなに私のことを信頼してくれているんだ、ということが嬉しいんです。私が彼から欲しいのが金銭的なメリットではないことがわかっているはずです。
諸事情があり、急に日本での仕事をやめて母国に帰らないといけなくなった、と数日前に連絡がきました。その事情もよく知っているので、引き止めることはできません。ぶわーって涙が出てきました。困った時に、最後まで見捨てないでくれる人が側からいなくなる怖さと悲しみです。
Friends in need are friends indeedという英語のことわざがあります。本当に必要としている時に助けてくれるのが本当の友達だという意味です。ピンチの時に助けてくれるだろうと思っていた友達が、意外にもあっさり無視してきたとか、逆に嫌みなことを言ったり、バカにしてくるという経験をお持ちの方には、わかると思います。緊急事態や、あなたと関わると不利になるかもしれないという状況の中で、どれだけの人がリスクを背負ってあなたを助けてくれるでしょうか?時間と労力を割いてくれるでしょうか?
逆に、「え?なぜこの人が無条件で、こんなに私を助けてくれるの?」という経験もありますよね。
捨てる神あれば、拾う神あり。
私も彼も捨てる神に沢山会ってきましたが、数少なくとも、本当に信頼できる少数の神にも恵まれてきました。その中には、若くして亡くなってしまった友達もいます。私には、そういう「神」は男性であることが殆どです。もちろん女性もいるのですが。過去生で、戦友でお互いに支えあっていたことが多いのです。苦労を共にした人、似たような経験をした人にしかシェアしたくないことってありますよね。
そんなことを考えて、彼の存在に心から感謝した数日後に、日本を去るというニュースがあり、精神的なショックが半端ないのです。身体の節々が痛みます。思考もちょっと狂ったり。携帯やアプリもなぜか狂ったりしてます。細胞やDNAには、過去からの記憶が刻まれています。今起きていることが、過去の感情も記憶も呼び起こします。
身体の痛みは心の痛みです。だから、身体が辛い時は、心身共に大切にしないといけないのです。
コロナで、日常生活に多大な変更が起きている方々が多いと思います。ストレスなどで身体が辛くなったら、休んでくださいね。ストレスや痛みは、時に、癒されていない部分をあぶり出してくれる役目も果たします。