芸術

美しい言葉

今期のPARAMITA透視ヒーリング基本コースにお申込みされている受講生の方に、コースが始まる前にやっていただきたいワークを事前にシェアしています。

透視リーディング、スピリチュアルカウンセリング、チャネリング、オーラリーディングなど、言葉で情報を伝える仕事には、知性が求められます。

第三の目を開眼して、ビジョンを視る、ハイヤーセルフからメッセージを受け取る、自分や他者の身体のエネルギー状態をみる、プログラミングを取り除く、過去生を見る、他者との関係性を改善する、自然界のエレメントを呼んで補充する、などなど、スクールで教えていることは沢山あります。

指導に従って、自分を磨く作業、現実的な行動を変えることができたら、必ずそれらの力は身につくのです。私には、講師として揺るぎない自信があります。

ただ、自分以外の人に、自分に視えたものやメッセージを言語化するという作業には、その人の今までの生き方、学習、職業、他者との関わりなどの中でどんな風に言葉とお付き合いしてきたのかが現れます。

言語化って知的な作業。そして、それこそ、人間らしい能力だと思うんですよね。

ある研究によると、言語能力が1番伸びる世代は、何と60代だそうですよ。

本日は、今期の受講生に、シュタイナー教育でやるワークの一部の他、美しい日本語に訳された海外の本を読んでいただくよう、コース開始前に先取りでご案内しました。

その中でご紹介した本の一つをブログでもご紹介します。

ラビンドラナト タゴールの「最後の詩」です。

タゴール自体は、もちろん、ベンガル文学の巨匠であり、詩人であり、戯曲家でもあります。ベンガル語は日本語に似ているところがあります。サンスクリット語系の言葉ですので、単語は全然違いますけど。

今回この本をオススメするのは、内容が、人の繊細な真理をよく捉えているからだけでなく、臼田先生の日本語訳が美しいから。

臼田先生とは、インドに住んでいた頃、コルカタでお会いさせていただきました。今ではなかなか使わない、古典的な書き言葉のベンガル語に精通された方。ベンガル語の話し言葉、日常言葉ができる私に、「あなたは、そういう普段のコミュニケーションがとれていいねぇ。僕は文学としてのベンガル語しか使えないから」と勿体ない言葉をいただきました。

私には、逆にその書き言葉のベンガル語が分からない。それが解れば、もっともっとベンガル語の美しい境地を味わえるのに、と羨ましかったです。

先生の優しさと厳しさと繊細さは、タゴール文学を訳す方に正に相応しい。生意気にも、今でもそう思っています。

雨季に、部屋でじっくり読むのに良い本かと思います。

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