熊川 哲也氏率いる、Kバレーのラ バヤデールを観てきました。南インドが舞台の作品。
うーん、本当に、勉強熱心な方なんですね、熊川さん。インド舞踊家、インド関係者納得!という感じでした。細かい所は、南インドと北インドが混ざっていたりしましたが、それも狙ったのかもしれません。バレエ的には、北インドのカタックとつながるか部分の方が多いですからね。
とはいえですが、衣装も内容も満足。舞台装置も凄いですね。ちゃんと、破壊と再生の神であるシバ信仰も表現されていました。

途中、ケララのモヒニアッタムを思わせる衣装も出てきたり。細かいところまで気配りされた感じです。
さて、この ラ バヤデールは、悲恋の物語。踊り子と婚約を交わした戦士が、地位と美貌を兼ね備えたブラフマンの娘と結婚の約束をし、恋人を裏切るのです。その新しい婚約者と踊り子の間で、戦士の取り合いがありますが、嫉妬と独占欲でめメラメラの新婚約者は毒蛇を用意し、悲しみながらも祝福の舞を捧げる踊り子を殺してしまいます。嫉妬心の強い女って、いつの世も怖いものです。本物の愛にはかなわないのにね。
自分の間違いに気づいた戦士は後悔し、夢の中でまた踊り子と結ばれるのですが。。。
よくあるお話。カタックの世界でもよくあります。paramitaにはこの手の不倫の(このネーミングにそもそも問題ありだわ^^; 全てが倫理から外れたケースではないですから。倫理というのもね〜 うーん、シックリこない)ご相談のセッションがとても多いので、その経験から少しお話しさせていただきます。
上にも書きましたが、純粋な愛に嫉妬などの感情は勝つことはできません。社会的な契約(婚約、結婚など。家族のつながり、縁というのも含めて)もしかり、です。どんなに型や法律で壁を作ろうが、本物の愛はそれを超えます。バヤデールの中の新婚約者のようにどんなにあがいても、見苦しいし、本人が辛いだけです。束縛は愛ではない。戦士の権力と表面的な美への愚かな迷いは一時的なものなのですから。
悲恋はパターンとなっていることが多いです。いつもいつも妻子ある人と恋に落ち、我慢する女になってしまう方。自分は結婚していて、自分の娘より若い独身の女性を好きになってしまった!なんていう男性。たくさんお会いしてきました。過去世の紐を解いていくと、同じ人と同じような状況にありました、というケースが殆どですね。恐妻や子供の存在で、彼が離婚できない、とか。
そして、殆どの方が、諦めないといけない、と思っていらっしゃる。もちろん、単なる束縛、奥さんから奪いたいだけ、という自分勝手な方もいるのでしょうが、私はあまりそういう方のセッションをしたことはありません。大体が、悩み、苦しみ、バレエの中のように、”美しく”身を引くことをまず念頭に置かれています。
しかしです、今は2014年ですよ!100年、200年前とは違います。アセンションに向けて魂たちがアクティブな時代。美しさの定義が変わっていると思います。真の美しさは、自分の魂が求めるものに勇気をもって従うことではないでしょうか?人間の心は、世間体や法律で縛られるようなものじゃあございやせん。自分を大切にしましょうね。犠牲になって、感傷的になり、どうせ私は。。。なんてメロドラマの中の悲劇のヒロイン、ヒーローはやめましょう。メロドラマは、また来世でも繰り返しますよ。スッパリそのパターンをなくしましょう。あなたにふさわしいもの、あなたがそれを受け取るに値するものは、遠慮なく掴みましょう。夢の中で、とか、来世で、というのはやめましょうね。
パターンのなくし方は人それぞれだと思いますが、とにかく、自分の気持ちに正直になることです。男性もですよ。あなたを愛してない奥さんといて、幸せですか?仕方なくしてるのは、あなた自身ですよ。子供の存在ももちろん大事ですが、歪みあい、束縛だけで繋がっている”幸せなふり、つもり”家族を子供は見抜きます。クリスタル チルドレンの透視能力を軽んじては、彼らが可哀想です。あなたを本当に愛している女性なら、あなたの子供を受け入れてくれるでしょう。そして、子供はいつまでも子供ではない 笑
あなた以外の人を愛している旦那さんといて心は明るいですか?浮気と本気は違います。本気はあなたが変えることはできないのです。それより、あなたも新しい出会いを探しませんか?自立しませんか?妻という役割から解放されませんか?経済的な理由で別れられない?うーん、これは説明が難しいので、実践のみとなりますが、あなたが自分の気持ちに素直になり、相手の女性の幸せも願えるようになったら、神や天使がサポートにきてくれます。いや、いつでも、あなたの側にいるんですよ。嫉妬は心も身体も害します。本当はもっと素敵な女性になれるのに。
自分の子供のために、恋愛や再婚を諦めているママさんたちにも一言。子供は、輝いているママが好きです。男性に愛され、満たされたママは明るく、キラキラしてます。確かに、男性にママを取られるのは寂しいと思うみたいですけど、それでも、幸せなママが好きなんです、子供は。思いっきり可愛がってあげてください。下手でもいいから、手料理作ってあげてください(レシピ本に従えば大丈夫!)。セッションして出てくるお客様のお子さんは、そんな事ばかり言いますよ。だから、自分も大切にすることを忘れないでください。
そして、これも伝えたい。もしかしたら、離婚して子供さんを育てていく自信がなければ、手放すことも選択肢であることを忘れずに。子供をどうしても愛せないママもいるんですよ。そんな自分を責めないこと。周りの家族、親族、友達の意見に流されないこと。あなたの代わりに子供を育てていくれる人に、感謝の気持ちを込めて託しましょう。そうやって、変化していった女性達も世の中にはたくさんいます。それが必要だったんだ、といつか納得するでしょう。総合的にみて、それがベストな答えなら、罪悪感は捨てましょう。
私が住んでいた、そして今でも仕事でご縁のあるインドも、古い社会から、新しい社会に急速に変わりつつあります。変化しない人も社会もないのです^o^ スウェーデンにも住んでいましたが、まあ、北欧と南アジアは別世界です。北欧は個人の気持ちを大切にしますね。先進国とはこういうものなんだな、と離れて10年以上経ってわかる北欧の良さ。
で、長くなりましたが、ラ バヤデール、お勧めです☆ 美しい男性の身体に惚れ惚れし、肌ツヤ上がります。うふふ
