胃のポリープの手術をされるという40代男性のオーラ リーディングをさせていただきました。家から、病院から出られない、ということで、遠隔となりました。
ポリープが発覚する前からスピリチュアルなことをご自身も学ばれている方で、リーディングもヒーリングも遠隔ながら信頼して受けてくださいました。
ご家族を支えるため、ご両親から受け継いだ広大な土地を管理するために真面目に一筋に生きてこられた。結婚も、大人しい、家庭のことをやってくれる女性とされて、息子さんがひとり。地方暮らしで、仕事も6時には終わるから、家庭にいる時間も長くとれた。息子さんも無事大学に進み、地方で就職することで満足できそうだ、と。
何1つ不自由のない生活。家もあるし、定年まで働ける。
しかし、ポリープ発覚の数年前から、そんな人生に疑問を持つようになったそうです。何かが違う、と。
それは恐らく英語ではcallingと言われる魂からの呼びかけだったのでしょう。家庭人、社会人、息子としてまともに真っ直ぐに正しく生きてきたが、まだ得ていないもの、体験してないが体験したいものがある、という気づき。その体験がなんなのか、自分が何を求めているのかわからないまま、スピリチュアルな扉をノックされたのでしょう。
とりあえず、このままじゃ、なんかが違うよね。僕の生きたい生き方じゃないよね。
という魂の衝動に駆られた。
手術前のリーディングでは、長年のストレスが胃に負担をかけた、と出ました。あとは、亡き祖父への怒り。そして、男として自分に自信が持てないという自己嫌悪感。数度セッションされてから手術に臨まれましたが、手術直前では、「もう、変わるんですよ。変わるしかない。わかってます、何が歯車を狂わせたのか。そこを長い間見ないできたのは僕自身のせいです。家族のために、息子のために、というのは責任感のあるオトコだからじゃないです。逃げてただけです。行ってきます!」と。
手術は無事成功。そして、麻酔から目が覚めた時から、変化は訪れたそうです。自分や祖父に対する怒りだけでなく、妻や子供や親への怒りが爆発するようなことが起こる。
「全ては計算されていたと思うんですよね。これから、大きな変化が来るはずです。逃げるのは辞めます。もう、精一杯楽しく生きたい。ただそれだけです」と。
魂の道を歩みだす時、周りから批判や足止めに合うでしょうけど、「目覚めた人」は恐れを捨てて前進していきます。そういう方を過去何年も見てきました。口ではなく、目が語るんですよね、意志の強さを。
遠隔セッションとはいえ、その目がキラキラしているのが想像できました。